憧れの古民家暮らし!選び方のポイント・リフォームについて
趣やぬくもりを感じることができる古民家は、地方移住や田舎暮らし・町家暮らしにあこがれる方を中心に人気が高い住居です。
皆さんも、古民家暮らしに魅力を感じたことはないでしょうか。
今回は、古民家の魅力的な理由や、注意点(リフォームのチェックポイント)をご紹介します。
INDEX ➖
- 1. 古民家で暮らす魅力とは?
- 1.1. 趣やぬくもりを感じられる
- 1.2. 自然素材を使用している
- 1.3. 購入費用が安い
- 1.4. 部屋数が多くて広い
- 1.5. 耐久性がある
- 2. 古民家暮らしの注意点(リフォームのチェックポイント)
- 2.1. 断熱性・耐震性
- 2.2. 基礎の地盤沈下
- 2.3. 各部の損傷(屋根・床・配管・建具)
- 2.4. シロアリ、害虫問題
- 3. 専門家による古民家の住宅診断・耐震診断がおすすめ
- 4. まとめ
古民家で暮らす魅力とは?
古民家とは、目安として築50年以上経過した物件を定義しています。
どんなところが魅力なのか、以下があげられます。
- 趣やぬくもりを感じられる
- 自然素材を使用している
- 購入費用が安い
- 部屋数が多くて広い
- 耐久性がある
順番に解説していきます。
趣やぬくもりを感じられる
古民家は、その地域の伝統的な建築技法を用いて建てられた物件もたくさんあり、現代にはない良さがあります。
使用されている柱や梁などの部材は、現在ではなかなか手に入らない希少価値の高いもので、それらを生かして購入後にリフォームやリノベーションを施す方が多いです。
日本家屋独特のぬくもりや風情は古民家ならではのものなので、中でも一番魅力に感じるところなのだと思います。
自然素材を使用している
現代でも木造建築がありますが、自然素材のみで建てられた古民家は、シックハウス症候群やアレルギー物質を含む材料が使われていないので、化学物質にアレルギーがある方でも安心して暮らせます。
購入費用が安い
古民家は築年数が長いので低価格で購入できることが多いです。
また地方では、都市部と比べて土地代も安く、住宅購入のコストを抑えやすいです。
また築年数が長い分、建物の固定資産税(毎年必要)が新築と比べるとかなり安いというメリットがあります。
部屋数が多くて広い
古民家は部屋数が多く、部屋の面積だけでなく天井高も広々としています。
同居人が多くても、個室に困りにくく、自分だけのプライベート空間をつくりたい人にもおすすめです。
敷地も広い物件が多く、庭でガーデニングやバーベキューを楽しんだり、子供の遊び場としても使えて外での楽しみ方も充実します。
耐久性がある
「建物が古いほど耐久性低いのでは」と心配する方もいると思いますが、古民家の柱や建材には樹齢100年を超すような耐久性のある木が使われていることが多いです。また日本の伝統的な建築方法で建てられた多くの古民家では釘などが使われておらず、メンテナンスをしっかり施して200年以上の寿命を延ばした古民家も少なくありません。
古民家暮らしの注意点(リフォームのチェックポイント)
古民家で暮らす前に注意するポイントは以下です。
劣化具合や損傷によってリフォームが必要になります。
- 断熱性・耐震性
- 基礎の地盤沈下
- 各部の損傷(屋根・床・配管・建具)
- シロアリ、害虫問題
順に解説します。
断熱性・耐震性
古民家は風通しはいいので夏場は快適ですが、その分断熱性が低いので冬場は寒いです。
寒い地域の古民家にする場合、断熱材を入れるリフォームが必要かもしれません。
また、古民家のほとんどは現代の耐震基準を満たせていません。太い柱や梁をしっかり組んだ構造の古民家もありますが、老朽化が著しい場合など、耐震補強をした方が良いケースもあります。
基礎の地盤沈下
建物の基礎にヒビ割れなどの損傷があれば、地盤が柔らかいことで建物が傾いている可能性があります。基礎のリフォームは一般的に高額になるので基礎がしっかりしているかよく確認しましょう。
各部の損傷(屋根・床・配管・建具)
屋根:屋根に損傷があると、雨漏りの恐れがあります。瓦の劣化状態や、ずれ・割れがないか、雨漏りの染みがないかが確認ポイントです。
床:床のたわみは、経年劣化だけでなく床材や土台の腐食が原因でできることがあります。たわみがないかを確認しましょう。
配管:水回りの配管や屋外の配管に破損がないかを確認しましょう。またトイレに関しては、古民家は汲み取り式であることが多く、水洗化されているかを確認しましょう。水洗化の工事には50万円前後の費用がかかります。自治体に補助金制度があれば活用しましょう。
建具:サッシや雨戸が使えるかどうか確認しましょう。実際に開閉してみると、スムーズか引っ掛かりがあるかで家の傾き加減がわかります。
シロアリ、害虫問題
木造はシロアリが発生することがあります。住み着いて柱などが食べられ家の強度が弱くなってしまうといった危険性をもっています。
田舎の古民家では、シロアリ以外の害虫も発生しやすいため、住宅診断などを活用し、購入前に現状を確認して適切な処置を行いましょう。
専門家による古民家の住宅診断・耐震診断がおすすめ
古民家を買って自分でリフォームしようと思っている人も、先ほど挙げた注意点などを専門家に見てもらい、何の修繕が必要か教えてもらうと安心です。
調査手段としては、住宅診断(ホームインスペクション)や耐震診断があります。
この2つの違いは、ホームインスペクションは建物の状態・品質を調べ現状を診断し、その結果から今後の安全・快適に暮らすために必要なリフォームやメンテナンスを提案してもらえます。
対して、耐震診断は建物の耐震性を見極めるための診断です。
それぞれ、自治体によって支援があるので、こちらも事前にチェックしておくのをおすすめします。
▼滋賀県の補助金制度
多くの市町村では古民家再生促進のため、診断の他にも古民家に関する助成金・減税制度などが用意されています。(移住支援、空き家再生促進助成金など)
コストを少しでも抑えられるように、ぜひそれらもチェックしてみてください。
まとめ
今回は、古民家の魅力や、注意点(リフォームのチェックポイント)を紹介しました。
皆さんが満足できる古民家暮らしを実現するための手助けとなれば幸いです。
長浜市・米原市・彦根市周辺で古民家を検討中の方は是非シークホームまでご連絡ください。
古民家の住宅診断もおまかせください。(住宅診断(インスペクション) – シーク建設)