現場レポートvol.34-in Nagahama-

2022.12.23

皆さん、こんばんは。
滋賀県長浜市の地域密着型工務店『シークホーム』の山﨑です。

今週も現場レポートを写真でご紹介させて頂きます。

-長浜市新築注文住宅-

新築注文住宅は、基礎の立ち上がり部分までの打設作業が終了しました。
皆さんは雨の日のコンクリート打設って大丈夫なのって不安になったりしませんか？

天候によりコンクリの打設作業は難しいと思われる方が多いと思いますが、実は状況によります。

コンクリの打設で重要なのはセメントと水の比率です。
セメントと水が化学反応を起こすことでゆっくりと固まっていきます。

コンクリート打設中に雨が降ってきた場合は影響がでるかというと
強い雨が降る場合はセメントと水の比率が崩れることで、強度が保てないので
コンクリート打設作業は延期されます。

しかし、多少の雨なら比率が崩れる心配は少ないのでコンクリート打設を決行される会社がほとんどです。

また、土間コンクリート(※1)の場合は、コンクリート打設を行った後、施工した表面をキレイにコテなどを使って仕上げていく作業になり、雨が降るとせっかくキレイに仕上げた部分に雨粒の跡が残ってしまいます。

強度が出ないということではなく、仕上げの問題で延期されることがほとんどです。

作業時の注意点は打設後の乾燥です。
コンクリートは乾燥して固まるのではなくセメントと水の化学反応で固まっていきます。

水が不足する状態になると、コンクリートにひび割れが起こる可能性もあります。
そのため、晴天続きの夏には散水しブルーシートで養生するなど水分の蒸発を防ぐこともあります。

※1：玄関ポーチ、駐車場などで、コンクリートの仕上げを施す工事のこと