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在来工法 って知ってる?シークホームはこれで新築を建てる

皆さん、こんばんは。
滋賀県長浜市の地域密着型工務店『シークホーム』の山﨑です。

今回のテーマは「 在来工法 」です。

皆さんは、知っていましたか?
戸建ての家は、90%が木造住宅なんですよ。

シークホームは木造住宅を建てる時に“在来工法”という工法を使います。

何それ?と思う方もいらっしゃるかと思いますが、今回はこの在来工法にどんなメリットがあるのかということをご紹介していきたいと思っています。シークホームの家づくりを少しお見せしますね。

在来工法 とは

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在来工法は、木造軸組工法とも言います。
日本で古くから用いられてきた伝統工法で“柱と梁によって建物を支える”ことが特徴です。

柱に梁を組み合わせて骨組みをつくり、屋根を張った後に、壁などを取り付けて建築します。また、日本の気候を考えた工程は、屋根の部分が先に出来上がるため構造内部や以降の工程で使用する資材を雨から守ることができます。

近年多発している地震や強風に耐えるために重要な役割を果たす壁「耐力壁」は、柱と梁でつくられた枠の中に筋違いと呼ばれる木材をナナメに入れて補強することで、耐震性や耐風性を高めています。

在来工法 のメリット

□ 自由な間取り

お客様の要望を取り入れた自由な間取りを実現するのに適しています。新築注文住宅では希望のデザインが実現しやすくなるので間取りに“こだわりたい”お客様におすすめです。

ただし、耐久性や耐震性に影響を与えるような間取りの場合は、設計士のアドバイスを取り入れるようにすることがポイントです。

家族の成長とともに、家の間取りも変更しなければならないケースもでてくるでしょう。在来工法であれば、1つの部屋を2つに分割したり、2つの部屋を1つにしたり、間取りの変更ができるのも大きな特徴です。

□ 大きな窓

窓は建物の強度や耐久力に影響を及ぼすことがあるため、建築工法によっては大きな開口部をとることができません。

しかし、在来工法であれば大きな開口部(*1)をとることができるため、光がより多く入って室内を明るくしたり、庭をその大きな窓から見ることができます。

また、多種多様な開口部をたくさん設けることもできます。
・換気や通風性が良くなる
・湿気が溜まりにくくなる
・カビの繁殖を抑える

など住みやすい家づくりを可能にします。

*1:住宅の壁や屋根に設ける窓や掃き出し窓、出入り口のこと

□ リノベにも向いている

在来工法で建てた家は、年数が経って古くなってもリノベーション(*2)が比較的簡単にできます。
また、増改築や不要な部分を取り除く減築もできます。ライフスタイルの変化に柔軟に対応できるのも在来工法のメリットです。

テレビ等で紹介されているリノベーションの多くは在来工法で建築した建物で、木が腐っていたり、シロアリ被害がなく構造体さえしっかりしていれば、何度でも生まれ変わることができます。

*2:大規模な工事によって建物の価値を高めたり、新築時よりも性能を向上させたりすること

在来工法 のデメリット

■ 施工期間が長い

在来工法は間取りやデザインなどを自由に設計できる注文住宅(フルオーダーの家)です。

1から設計と施工(地盤、基礎、内装、外装、屋根工事)が必要になります。そのため、間取りやデザイン・プランなどが決まっている規格住宅などと比べて工期が長くなってしまいます。

自分の住宅へのこだわりを反映すると考えると工期が長くなることは自然なことです。
しかし、できるだけ早く家を建てたいという方には長く感じるかもしれません。

在来工法 以外の工法

ツーバイフォー

ツーバイフォー(2×4)は四方の壁4枚と天井と床、合わせて6枚で空間を構成する構造体をつくる方法です。

柱や梁で建物を支えるのではなく、壁で建物を支える工法のため、室内がでこぼこのないすっきりとした空間になるのが特徴です。

ツーバイフォーは、雨量の少ない北アメリカで生まれ、下から上という手順で組み上げていきます。専門の技術を持った職人でなくても建てられるシンプルな工法として、アメリカ全土に広がっていきました。

代表的なものはツーバイフォーですが、ツーバイシックスやツーバイエイトなどもあり、用途やレイアウトによって変わります。

在来工法とツーバイフォー

作り方の違いは理解いただけたと思いますが、“じゃ、実際建てた時に何が違うのか?”ということについてご紹介していきます。

ツーバイフォーのメリット


●間取りの自由度
 在来工法
●開口の大きさ
 在来工法
●リノベーションが容易
 在来工法
●打ち合わせ・工期
 ツーバイフォー

上記は在来工法のメリット・デメリットで述べたとおりですが、ツーバイフォーは在来工法に比べて気密性が取りやすいことや耐久性・耐震性に優れていて“家の性能面”が良いとされます。

□震災に強い家

ツーバイフォーは地震などの震災でも家の倒壊を回避できる可能性が高くなります

実際に東日本大震災で震度6弱以上を観測した地域のツーバイフォーで建てた家にアンケート結果には、約98%(津波被害を除く)が「当面は修復しなくても住める」という回答が出ています。

1878年に建てられた北海道の時計台は“ツーバイフォー”で建てられており、その耐久性の高さがわかっていただけるのではないでしょうか。
ツーバイフォーは、骨組ではなく床や壁などの外板に強度を持たせることで受けた衝撃を一部分に留めず、全体に分散することで高い耐久性を実現しているのです。

□火災に強い家

ツーバイフォーは特別な防火対策をしていなくても構造的に耐火性が高く、消火効果と防火機能を持っているのが特長です。

また、耐火性が高いので火災のリスクが少なく特別な防火処置をしていなくても安い保険料で火災保険に加入することができます。

ツーバイフォーのデメリット

●耐震性が高い
 ツーバイフォー
●防火性が高い
 ツーバイフォー

性能面を考えた家づくりではツーバイフォーのメリットが圧倒的におすすめです。
ツーバイフォーのデメリットもみてどちらの家があなたに向いているのか検討してみてください。

■外観に制限あり

ツーバイフォーのデメリットはパネルで家を建てるので外観デザインに制限がでてしまうことです。例えば、なめらかな曲線のある家をつくりたいと思っても、パネルは曲げられないのでつくれません。

また、窓の位置についても端に取り付けできないという決まりがあります。

■壁内結露で腐りやすい

例としては、家の内側に防湿気密シートが使用されないことで透湿バランスが崩れ、壁内結露が発生し壁の中から腐ってしまうケースなどがあります。

まとめ

在来工法が向いている人

ツーバイフォーでは実現できない“こだわりたい間取り”がある人は在来工法がおすすめです。

ツーバイフォーが向いている人

耐震や防火性など災害対策を重視し、デザインよりも性能を求める人にはツーバイフォーがおすすめです。



シークホームでは、お客様の“こだわり”に共感し“こだわり”を形にしたいと思っているので、ご紹介した在来工法で新築注文住宅を建てさせていただいております。

皆さんは、どちらの家づくりがお好みでしたか?
これから家づくりされる方はぜひ参考にしてくださいね。

以上お読みいただきありがとうございました。

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