Columnコラム

VOL.13 日本の知恵!庇の役割を考える

ひさし.jpg

最近、庇が短い・庇がないデザインの住宅をよく見かけます。

日本の気候風土から考えると、庇は建物から守る大切な役割があります。

まず、雨による建物への影響です。庇が深ければ、

サッシと壁の間に雨が入るようなことも少なく、

雨や水による建材、外壁の劣化を防ぐことが可能です。

次に日差しによる室内環境。

夏の強い日差しでは、太陽が高いので庇が日よけの役割をしてくれ、室内が涼しくなります。

冬は日射角度が低い為、日差しを遮ることなく日光が室内まで降り注ぎます。

日差し.JPG

土地が狭い、隣の家が近い、など建築設計上の問題もありますが、

「庇」はあったほうがいいのです。

風格や品格を出すということだけではなく、

建物を守るという重要な役割があり、昔からの家屋がそうであるように

日本の気候風土に合った、先人たちの知恵でもあるのです。

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