浴室乾燥機を使いこなす5つの方法。

皆さん、こんばんは。
滋賀県長浜市にある
シークホームの山﨑です。

先日、妻と 浴室乾燥機 についてお風呂あがりにどう使っているのかということについて話をしました。

自宅は「ナノイー」搭載カビシャット暖房換気乾燥機を使用していますが、自分はお風呂あがりに「浴室乾燥」を押します。妻もそうしているのだろうと思っていたのですが、答えは違い「換気」を押しているという答えが返ってきました。

実際はどっちが良いのかみなさんはご存知ですか？

取扱説明書は家の引渡後、浴室乾燥機のみだけではなくその他室内機の大量の取扱説明書をもらうため実際取説の10％も読まずになってしまうのが現実ではないでしょうか。そして、意味も理解せず言葉のニュアンスだけでボタンをポチっとしてしまっていたのだな～と話をしていて思いました。

なので今回は、実は取説読んでいないという皆さん！
「 浴室乾燥機 」についてご紹介してみたいと思います。

※結構久しぶりにお家のことについての投稿してます…。
現場レポートも来週更新予定ですので楽しみにしていてください。

■ 浴室乾燥機 とは？

浴室についている乾燥機で、乾燥のほかに換気、暖房、冷風など、さまざまな機能があります。
浴室乾燥機の種類は様々ありますが代表的なメーカーは下記のような感じです。
・マックス
・TOTO
・パナソニック
・リンナイ
・ノーリツ

シークホームでは、「パナソニック」製品でご案内することが比較的に多いです。理由としては、製品の安定性があり他の機材と合わせて取り付けてることで比較的安価に仕入れることができるからです。

■ 浴室乾燥機 を使いこなす5つの方法

商品によって使える・使えない機能があるかと思いますが一般的に下記の機能が多く備わっています。

1.ヒートショック対策に使う

1つ目は予備暖房機能です。予備暖房機能は、入浴前に浴室を暖めておく機能で冬場に使用します。予備暖房機能は入浴時の寒さを緩和できるので、浴室と脱衣場をあわせて温めておくとヒートショック対策になるでしょう。ヒートショックは、温度変化により急激に血圧が上下することで、心臓や脳の血管にダメージを与え、心筋梗塞や脳梗塞などの発作を起こす。冬の寒い時期のトイレやお風呂場で多くみられます。

注意点は『入浴前』に運転をし、入浴時には停止することです。

なぜ入浴時に停止するのか？
入浴時にも暖房機能を使用していた方が温かいしいいのではないかと考えられる方もいらっしゃるかと思いますが、入浴時に運転すると送風が肌に当たり、寒さを感じますので停止するのがいいと思います。

2.カビやにおい対策に使う

2つ目は浴室換気機能です。浴室は、最低3時間換気するだけでかなりの湿気がとれます。この浴室換気機能を使うことでお風呂に入った後の水滴や湿気を排出し、カビの発生やいやなニオイを抑えます。こちらの機能は『入浴後』に運転すると効果的です。

なぜ入浴後に使うのが効果的なのか？

入浴中にこの機能を使用すると湯気がグリルで結露し、その水滴が落ちて くることがありますのでお風呂あがりに使うことがおすすめです。

3.室内干しの嫌な部分を解消する

3つ目は衣類乾燥機能です。衣類乾燥機能は、冬や梅雨の時など外で洗たく物を干せない場合に浴室の空いた時間を使うことができます。お風呂は、夜の一部の時間に使用しますがその他の時間はほとんど使うことがありません。その空いた時間に 衣類乾燥機能 を使って浴室で衣類をかわかせば、洗濯機で乾燥させるしわや室内干し特有のにおいを防ぐことができ冬や梅雨時期の心配もなくなり快適性がアップします。ほかにも花粉やホコリが付かずに清潔に乾燥できます。

デメリットとしては、洗濯ものを浴室で干しておくとお風呂掃除をする時や朝シャワーを浴びたい時などに洗濯物をどけてからじゃないと浴室を使用できません。その部分に関して少しめんどくさいと感じることがあります。

上記デメリットについての対処法は、「ランドリールーム」を設けることです。洗濯物をたたんで収納するスペースしかない場合、たたむためにいったん床の隅に置いてお風呂に入ることになるかもしれません。しかし、ランドリールームを設けておけば移動させるだけですみますし家の中がぐちゃぐちゃになる心配もありません。

4.暑い時期でも涼しく

4つ目は涼風機能です。涼風機能は、浴室内の湿気を屋外へ換気しながら、浴室内の空気を扇風機代わりに循環送風する機能です。

冷房機能ではありません。

冷房機能ではありませんが、水滴がついている体に風をうけると涼しく感じるので暑がりの方や我慢できない子供たちにはとても重宝するはずです。

5.24時間換気

５つ目は24時間換気です。湿度が多い環境はカビの発生につながります。カビが発生を防ぐためにも24時間換気をすることもおすすめです。

しかし、覚えておいていただきたいのがかならずしもカビやにおいの発生を防げるということではありません。実際我が家でも24時間換気をしたり「 浴室換気機能 」を使用していますがそれでもカビは発生したりします。あくまで発生しにくい環境をつくるということが目的です。カビを発生させないためには適度な掃除が大切です。

浴室ではありませんが、24時間換気の役割について下記ブログでご紹介しております。

■ 気になる電気代

浴室乾燥機の乾燥機能や暖房機能を使用してのメリットをご説明させていただきましたが、気になるのは電気代ではないでしょうか。

ざっくりとした参考金額をご紹介します。ちなみに電気代は、下記内容(仮)で計算しています。
・パナソニック浴室乾燥機(単層100V・50hz)
・オール電化の家庭を想定し関西電力の「はぴeタイムR」で契約

■暖房機能
・午後5時～午後11時の間に30分使用
1か月：約450円

■涼風機能
・午後5時～午後11時の間に1時間30分使用
1か月：約30円

■24時間換気
1か月：約15円

■乾燥機能
・午後5時～午後11時の間に3時間使用
1か月：約2,600円

■衣類乾燥
・日中に5時間かけて乾燥させる場合
1か月：約5,900円
・深夜(午後11時～翌日午前7時)に5時間かけて乾燥させる場合
1か月：約3,300円

仮にコインランドリーの乾燥機を1か月利用した場合、約9,000円の金額がかかります。衣類乾燥機能は、日中に使用したとしても3000円ほど安くすむでしょう。浴室で衣類の乾燥をする場合は天候が悪かったり、明日の仕事着・子供の制服、体操服が間に合わないといったときに使用したりすることが多いのだと思います。

そう考えると、1か月のうち15日使用した場合は約3,000円ほどで洗濯がたまるなどのストレスをなくしてくれます。

■ 浴室乾燥機 のデメリット

浴室乾燥機の良い点ばかり考えていると実際取り付けたけど必要なかったと思われるお客様もいるかと思います。

浴室乾燥機のデメリットについてもご紹介させていただきます。

1.フィルターのこまめな掃除

浴室乾燥機にはフィルターが付いており、フィルターはホコリが溜まりやすいです。

フィルターのホコリを放置すると、浴室乾燥機に余分なパワーが必要となり電気代が余分にかかったり、ホコリがたまるということは健康にもあまり良くありません。そのため、定期的にフィルター掃除をしてホコリを取り除くことが必要です。

忙しい人は、フィルター掃除が手間になってしまう可能性もあります。

2.干すスペースに限りがある

ご家族が多いお客様の洗濯ものの量は多くなるかと思います。しかし、浴室はそんなに広くなく干す竿も標準が1つしかついていないことが大半です。

２度に分けて干すということになったりしますがその分の手間と時間が必要になります。

■ 浴室乾燥機 をおすすめする方

浴室乾燥機を取り付けされるべきだと思う方は、
・冬の時期、夏の時期に快適にお風呂に入りたい方
・カビ対策をしたい方
・天候に関係なく洗濯をしたい方
・しわ、においを気にせず洗濯をしたい方

採光が取れたサンルームを設置しているという方は換気扇のみの設置だけでも十分かもしれません。

■ 浴室乾燥機 のまとめ

今回は、「 浴室乾燥機 」についてご紹介させていただきました。妻との会話の「換気」と「乾燥」どっちが良いのかということについては、「浴室乾燥」を洗濯するのが良いです。換気だけしてもカビは生えてきてしまいます。 換気もしない浴室に比べれば、換気のみも十分にカビ予防になりますが、カビ対策には「浴室乾燥機での浴室乾燥」がおすすめです。今後 浴室乾燥機 を使用される際に「換気」と「乾燥」のボタンがあれば「乾燥」をえらんでください。

浴室乾燥機は、メーカーなどによって使えない機能もあるので気になる機能をチェックして工務店やハウスメーカーに相談してみてください。

以上お読みいただきありがとうございました。
合わせてお読みいただくと参考になるかと思います。

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