インスタグラム でバズった施工例「 巾木 」の今。
皆さん、おはようございます。
滋賀県長浜市の地域密着型工務店『シークホーム』の山﨑です。
SNSのプラットフォームでピンタレスト、ティックトックなど若者世代を中心にシェアが拡大されている最近ですが、私自身はインスタグラムを中心にSNSを活用しています。
インスタグラムはいつから流行り始めたのだろうかとふと気になり調べてみましたが、2017年に『インスタ映え』という言葉が流行語大賞を受賞しており、その時期からさらに普及していったのではないかと思いました。
「シークホームスタッフが最近のSNSについて考えました」でもお話しているのですが、フェイスブックが流行り始めたころは、友達に今こんなことしているよとか、相手がどんなことをしているのかな?など友達になった人との近況報告がメインのやり取りでした。そこから写真をメインにおいたインスタグラムが若者世代に浸透し始めますが、インスタグラムも当初はやはりフォロワーが何をしているだろうとか近況報告がメインになっていたと思います。しかし、ここ数年は情報を探すために活用することが多かったりするのではないでしょうか。
私自身2年程前に家を建てた際には、インスタグラムの施工方法を活用していました。デザインなどの多くを家づくりの参考にしました。そして、最近私のインスタグラムの虫眼鏡マーク(発見タブ)に私が参考にしていた施工例のその後が表示されていたのです。
ネットワークから簡単に情報を得られる時代になっていますが、インスタグラムなどのSNSばかりを信じていると意外な落とし穴があるので注意が必要かもしれませんね。
では、「 巾木 」施工例のその後をご紹介します。
■ 巾木 なしの「今」
巾木は、床面に接する壁の下部に取り付ける部材のことをいいます。
巾木なしのメリットは、どんなところにあるのでしょうか?
・見た目がとてもスッキリすること
・巾木にほこりがたまることもないので掃除の手間がなくなる
・巾木の金額がかからない
私は、巾木なしの施工に憧れがありましたが結局家に巾木をつけています。しかし、巾木にほこりがたまるのがやはり大変だったりしますね。費用に関しましては、大工工事の手間があるので巾木の金額分下がっても、巾木があるからとカットしていた部分をより丁寧に仕上げないといけないこともあるので費用がプラスになってしまう可能性もあります。巾木がなくなるから安くなるとは考えず、どちらが良いのかを工務店の担当者と打ち合わせしていただくことが良いかもしれませんね。
一般的な巾木の取付けはこんな印象です。
巾木を取り付けるメリットはこんな感じです。
・壁と床の隙間を隠す
・汚れから壁を守る
壁と床をぴったりと隙間なく施工するのが難しいこともありますが、壁や床を温度や湿度で伸縮する無垢材を使った場合などは、「逃げしろ」をつくることで床鳴りやたわみを防げます。
そして、今回のその後としてお伝えしたかったことがこの汚れから壁を守るです。先日インスタグラムの発見タブから巾木なしにした結果のコラムを見つけましたが、この汚れについて掲載がありました。
「巾木なし」のデメリットはこんなものがあります。
・クロスがめくれやすい
・コーキング剤がクロスに染み込む
・掃除機やルンバでクロスが汚れる
この他にも子供がいらっしゃるご家庭だとお子さんが車のおもちゃをぶつけてへこませたりなどもあったりもする巾木なしは、スッキリした見た目で注目されるインフォではありますがこんな落とし穴があるので注意が必要です。
しかし、皆さんにとって住んでみた後に全然気にならない部分という可能性もあります。例えば、私はエアコンの配線が見えなくするためにエアコンのコンセント位置をエアコンより上部に取付けて配線を見えなくしたり、トイレのコンセント位置をトイレの真後ろにつけて配線を隠したいと思ったりしていましたが、実際はエアコンもトイレも見える位置に取り付けました。見える位置に取り付けましたが、その場所を毎回見て後悔するなんてことはありませんし、何か不具合があった時に修繕が大変ということを考えると一般的なデザインでよかったなとすら思う部分もあります。
住んでいれば床にもたくさん傷が出来たりもしますし、巾木なしのところの汚れにそんなに敏感になることもないかもしれません。人それぞれの性格にもより巾木ありなしの結果は変わってきますが、皆さんは巾木ありなしどちらがお好みですか?
■ 巾木 の種類
今回は巾木についてインスタグラムからご紹介をさせて頂きましたが、巾木についてもう少しご紹介したいと思います。まず巾木は2種類のものが広く使用されているかと思います。
■フローリングに合わせた木の 巾木
■ 塩化ビニルでできた 巾木
一般的に木でできたものを「巾木」と呼び、塩化ビニルでできたものを「ソフト巾木」と言います。その他にもアルミや樹脂でできたものなどがあります。
また、施工方法でも種類があります。今回ご紹介しました。巾木なしもひとつなのですが、次のような施工方法がありますのでチェックしてみてください。
□ 出巾木
巾木が、壁面より出ているものです。巾木に用いられる仕上材は厚みがあるため、巾木をそのまま壁に貼ると壁面よりも出ることになります。そのため、出巾木が巾木の中ではもっともよく見られる種類であると言えます。
□ 同面巾木
巾木が、壁面と同じ面上にあるものです。同面巾木には、同種材を用いる目地巾木や、異種材を用いる同面幅木などがあります。同面巾木の特徴は、出巾木と違い見た目がすっきりとしているということです。
□ 入巾木
巾木が、壁面より入っているものです。出巾木よりも綺麗に納めることが難しく費用も高いので施工されている住宅はほぼありませんが、入巾木の特徴はすっきりとした見た目と高級感のある仕上がりになります。また、巾木が出っ張らないためほこりなども溜まりづらく、家電などの配線スペースとして利用できます。
■ シークホームの 巾木
シークホームでは、フォーマルデザインとして巾木なしの施工はしておりません。しかし、お客様からご依頼があればご対応も可能となりますので是非ご相談いただければと思います。
弊社で使用している巾木はこんな感じです。
クロスがはがれることや汚れないようにするためのフォーマルデザインですが、スッキリさをなくさないようなものを使用しております。大手メーカーなどでよく使用されている巾木の高さは5cm~ですが、弊社使用の巾木は高さが
3cmでスッキリとした印象を与えます。
ちなみにルンバの高さが9.2cm、ものによって違いがありますが掃除機の床用ノズルで4cm程度です。高さは足りないですが、出巾木で施工をしておりますのでクロスなどに直接あたることがないので安心です。
また、ソフト巾木も汚れ防止になり普通の巾木よりも厚みがないのでほこりがたまりづらいのでおすすめだったりします。しかし、6cmほどの高さがあるので巾木として主張するのがソフト巾木の特徴だと思います。
■ 巾木 のまとめ
今回は、インスタグラムでバズった巾木の今についてご紹介しました。
巾木なしのメリットは「見た目」、巾木ありのメリットは「汚れ防止」です。
インスタグラムは、投稿数に限りがあるのでどうしてもプラスの内容ならプラスだけ、マイナスの内容ならマイナスだけという偏りがちなコラムになってしまいます。私は、良い面だけしかチェックしていなかったので、皆さんは良い面だけを見て判断せずにその後どのようになるのか、デメリットはあるのかなども考えながら家を建てられるのがいいのではないでしょうか。
このブログが皆さんの参考になれば幸いです。
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以上お読みいただきありがとうございました。
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