どこで暮らすか考えよう。
滋賀県長浜市で楽しき暮らしを シーク(=探求)する工務店 シーク建設 山﨑です。
新築注文住宅など家づくりを検討する際に値段よりも間取りよりも先に考えるのって「どこに住みたいのか」ではないでしょうか。
でも、住む場所は本当にここでいいのかといった不安があると思います。
このブログでは、家づくりの初級「どこに住みたいのか?」ということについて『暮らし』にフォーカスを当てて土地選びの基準をお話ししていきたいと思います。
家づくりで何から始めればいいのかわからないと思う方や土地探しでお悩みの方にはぜひチェックしてほしい内容です。
今回は、人間関係と子育ての2つの視点で説明しますが、「いやいや、土地ってそんなに薄っぺらなものじゃないよ。」と思うかもしれません。
しかし、『暮らし』にフォーカスして考えてみるとこの2つをしっかり考えることがとても大切だと思うわけです。
地域のコミュニティ重視で考えるなら
あなたは、家を建ててもしくは購入してその土地に暮らす時に何が一番気になりますか?
近所の方々との人間関係は、土地選びの不安な点で上位になるのではないでしょうか。
暮らしの中で「人間関係」を重要視されるなら分譲地がおすすめだったりします。
分譲地とは面積の大きな土地を不動産会社が購入して、住宅を建てられるように区画を整備し販売している土地のことです。
一定の面積を確保するために、従来は住宅用地ではなかった田畑や山林などの土地を買い取るケースが多くあります。
長浜市祇園町で販売されている分譲地は、田んぼだった土地ですね。
話しを戻しますが、なぜ分譲地が「人間関係」を重要視する方におすすめなのかというと新しく住み始める人同士で馴染みやすいからです。
昔からある土地に新たに家を建てて移り住むということは案外大変だったりします。すでに人間関係も出来上がっていることも多く、なかなかその輪に入り込めないといったこともあります。
さらにコロナ禍の影響により飲みの席やイベントなど町内でふれ合う機会も少なく、移り住む人にとってコミュニケーションを取るのが難しい状況にあります。
しかし、分譲地での暮らしは住民全員がほぼ同時に生活をスタートさせるためコミュニティにも入っていきやすく、子育て世代が入居していることが多いので子供を軸に人間関係を構築していきやすい環境だと言えます。
ただし、住民同士のコミュニケーションが密になりやすいということは助け合いや防犯につながるというメリットがありますが、人付き合いが濃くなり面倒に感じる可能性も高くなります。
他にも、建築条件付きの土地の場合は家を建てる会社が決められているので自分好みを反映した家を建てるのが難しくなることや、新しい住民が集まるということは町内のルールなども自分たちで考えていかなければならないなど様々なデメリットがあることも考慮した上で考えてみてください。
共働き夫婦が子育て優先に考えるなら
子育て優先で考えるだけなら先ほど説明した分譲地でも同世代の子どもたちの輪が出来て、子育て環境には適していると言えるかもしれません。
しかし、共働き夫婦の場合は分譲地よりも実家が近いと都合が良かったりします。
それは、ご両親が近くに住んでいれば手助けをしてもらいやすい環境になるからです。隣町やご両親もまだ働いているというなら会社までの道中に家を建てるといったことを検討することもおすすめします。
ただし、育児の手助けが必要になるのも小学生の前半までかと思うのであまり近くに建てるとご両親からの干渉過多になる場合もあるので関係性を壊さない程よい距離感を見つけることが大切です。
土地選び後悔しないためのポイント
先に暮らしフォーカスを当てた土地探しの方法を紹介しましたが、次に土地探しで後悔しない為に何を意識して探すのがいいのかを紹介します。
1つは、購入したい土地には必ず何度か足を運ぶことです。
土地の購入後、後悔したといった意見はよくありますが、後悔している土地購入者の様々なマイナス要素を書き出し、一つの共通点を見つけました。
それは、土地をしっかりと確認していないということです。
例えば、国道から少しずれた通りの土地を購入した方が、道も広くないから静かな町なのかと思っていたが、実際は車の抜け道に使われていて車の出入りが激しく子供が遊ぶ際に心配だということや、実家の土地に家を建てたが田舎の為に行事が多く困っているといった声があります。
ほかにもハザードマップの危険区域や土地の高低差が気になるといった意見もあります。
いずれにしても土地について足を運び、土地について調べたりすれば問題点が見つかり、それに向けた解決策を考えるといった前向きな方に舵を切れます。
昼だけではなく夜の町内でも雰囲気は全く違います。周辺を散歩することで不安だった部分を解消したりできるかもしれませんので一度だけ足を運んで満足するのではなく何度か足を運びこれから長く住み続ける土地の理解を深めることが大切です。
2つ目は、自分の直感、フィーリングを大切にすることです。
土地選びで後悔していることで、買えたのに買わなかった土地について後悔しているという声も多くあります。
とても印象の良い土地を発見したが、値段が思った以上に高く一度検討してから購入しようと決めたが、その時には既に売れてしまった。
その土地は1つしかないという根本的なことが抜け落ちてしまい後悔したというお話しです。
完全に一目惚れだった場合、理性だけではなく直感に従うことも大切です。私自身の話になりますが、私も案外「直感」を大事にしていて、私の中で直感は“一目惚れ”です。
結婚でも“一目惚れ”がありますが、一目惚れで驚くのは『離婚率の低さ』です。 このコラムによると一般的な離婚率40%に対して、一目惚れカップルの離婚率は10%以下だと言います。
土地も同じで直観を大切にすれば、長く愛着のある土地に出会えるはずです。
ほかにも2011年のイスラエル・テルアビブ大学の研究では、直感は90%正しい可能性があると公表しています。
これは被験者に目で数字を数えることができないスピードの数字をパソコン上で確認させ答えを直感で回答するという実験だそうですが、6回の試験で的中率は65%となり、24回試験を行うと90%の的中率となったようです。
私たちは経験がないうちは論理的に考えざるをえませんが、経験を通して学習していくうちに「勘のようなもの」が研ぎ澄まされていきます。
もしかしたら、始めのうちは慣れ親しんだ土地の近くに直感が働くかもしれませんが、色々な土地を見ていくうちにここだと思える土地に出会う可能性も大いにあるのです。
今回は暮らしの観点から土地の探し方をご紹介しました。
人間関係や子育てといったライフスタイルに大きく係る部分を理解して土地探しをしてみるとあなたがどこで暮らしていきたいかという部分が見えてくるかもしれません。
また、土地の形状、価格や購入の流れなど『土地』について詳しく考えていきたい方は、下記のブログをお読みください。