vol.04 「学べる」空間創りへ
「あなたの貯金の目的は?」との問いに対し、「子供の教育費」が53%から62%へとなり、「老後のため」を追い抜いて貯蓄目的のトップとなった。
つまり家族関係は「時間」も「お金」も子供に向ける傾向が益々強くなってきているようだ。
また、夫婦の関係についても変化してきており、「夫の発言権が強い」は74%から54%、「妻の発言権が強い」は26%から42%へと上昇し、こちらは夫婦対等への傾向にあると言える。
このような意識変化により、ご主人の書斎や趣味の部屋などはやがて消え去り、奥様の趣味部屋(リビングではないお友達とのティールームなど)が台頭し、そしてリビングや子供部屋は「より子供が学べる」空間へと進化するのか。
男の私としては少々複雑な感じもしないわけではないが、私たちは「住まいが持つ本質」を保ちながら、これからの家族や時代の要請にしっかりと応えていきたい。