Columnコラム

Vol.01 住まいの変化と、不変のもの

従来は「家」で行っていた冠婚葬祭をホールなどで行い、法事なども「家に中を混ぜたくない」との理由から外で食事をする傾向が強くなってきた。大広間が特徴である「田舎建て」の必要性がそうして薄れつつあるのは大家族から核家族へと変化し、そしてそのシキタリも遅ればせながら変わってきたのが原因であろう。そのためか、ちょうど今行っているリフォームも、田舎建ての家を一回り小さくする減築と耐震性・断熱性を向上する工事を受注し行わせていただいている。建築もまたダウンサイジング(効率化を目指しサイズを小さくすること)時代の到来でしょう。

私自身、田舎建ての家で育ったわけですが、失いたくない大好きなところは「涼」である。夏の気候は一昔前とでは一概に比較は出来ないものの、機械的な冷暖房を不要とし「自然室温」でゴロリとするあの感覚、とても快適で気持ちがいい。私たちが提案する住まいはその「涼」、断熱性能をただ上げるだけでなく、調湿効果と熱容量が高い素材を施すことで一年間を通じて可能な限り「自然室温で暮らせる家」である。私たちは「変わっていくもの」と「変えたくないもの」を見極め、これからも快適な住まいの提案をしていきたい。

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