新築の屋根は何が良いのか? 瓦 のメリット・デメリットをご紹介
皆さん、おはようございます。
滋賀県長浜市の地域密着型工務店『シークホーム』の山﨑です。
今回のテーマは「 瓦 屋根」です。
皆さんは家づくりで屋根を検討される際にどこを重視されますか?
デザイン性や機能面など屋根材の種類によって様々です。
今回は、シークホームでも良く使用される 瓦屋根 についてご紹介したいと思います。
■新築の屋根「 瓦 」とは?
瓦とは 、粘土を使った焼きものの屋根材です。
耐久性が高く、塗り替えの必要が少ないのが特徴です。
また、粘土以外を使用して作る瓦もあります。
例えば、セメントを主原料としたものを型に入れて形成する人工的な屋根材のセメント瓦といいます。セメント瓦は、大量生産ができコストパフォーマンス(以下コスパ)が良い瓦だったのですが、割れやすく、時代遅れなイメージなので最近はあまり使用されていません。
瓦屋根以外にもセメント成分に繊維質の材料を織り交ぜたスレートという薄い屋根があります。また、雨漏りしにくいトタン屋根(亜鉛メッキ鋼板)や耐食性・耐熱性・熱反射性がありトタンよりも耐久性が格段に向上しているガルバリウム鋼板などが一般の新築で使われている屋根の材料です。
瓦 の種類
瓦には、和瓦と洋瓦があります。和瓦は、釉薬(ゆうやく※1)をつかった釉薬瓦(陶器瓦)と釉薬を使わない無釉瓦(むゆうがわら)があります。
洋瓦は、元々海外の家に使用されていた瓦で釉薬を使っていない素焼き瓦です。日本では、洋風のお家などで使われています。
※1 釉薬:素焼(すやき)の陶磁器の表面に光沢を出し、また、液体のしみ込むのを防ぐのに用いるガラス質の粉末。
釉薬瓦
釉薬瓦は、陶器瓦ともいわれ表面にツヤっぽいのが特徴の屋根です。その他にも水がしみこみにくいことや、耐久性に優れていることなどが釉薬瓦のメリットと言えます。釉薬によってはいろいろなカラーが作れるのも釉薬瓦の魅力のひとつだと思います。
無釉瓦
無釉瓦は、釉薬瓦とは違い釉薬を塗らない屋根です。
無釉瓦の代表的なものといえば、いぶし瓦です。いぶし瓦とは、瓦を焼き上げる際に燻し(※2)耐久性を高めています。銀色が特徴の瓦で、経年変化でムラが出ますが、その家オリジナルの色となるので味がでて魅力的な住まいとなります。
また、洋瓦は、粘土を素の状態で焼くので使う土の色合いがそのまま瓦の色になります。
※2 燻す(いぶす):瓦を蒸し焼きにする
■ 瓦 屋根のメリット
□耐久性が高い
瓦の最大のメリットは、耐久性が高いことです。耐久性が高いだけではなく、メンテナンスもほとんどする必要がありません。
□部分的な補修が可能
瓦が壊れているところだけを交換すればいいので、手間が少ないことやコストが上がりすぎないことも充分なメリットと言えます。
□断熱性と遮音性がある
ガルバリウム鋼板など他の屋根に比べて、瓦屋根は空気の層が多いので断熱性が高くなります。また、空気の層が多いということは雨音などが響きにくいので他の屋根に比べて遮音性が高いということになります。
■ 瓦 屋根のデメリット
■耐震性が劣る
瓦屋根は、ガルバリウム鋼板など他の屋根に比べて重量があるので柱などに負担がかかってしまうので、地震の時には他の屋根に比べて耐震性が劣ってしまいます。
▼耐震性に不安があると思った方は、こんな方法で耐震性をあげることも出来ますのでチェックしてみてください。
■ シークホームの 瓦 屋根
シークホームでは、瓦屋根の新築を建てる場合に平板瓦という瓦を使用する住宅が多いです。
平板瓦とは、日本で広く使われている山と谷の波形状がある瓦ではなく、その波形状を廃止してフラットな形状のデザインにした瓦です。
▼シークホームの施工例はこちらでチェック出来ます
□平板瓦のメリット
・屋根の面がフラットになので太陽光パネルが乗せやすい
・洋風、和風どちらの建物でも合うシンプルなデザイン
ZEH 住宅など太陽光パネルの設置が必要なものに対して平板瓦はとても使いやすい屋根になります。
■平板瓦のデメリット
・空気層の厚い屋根に比べて性能が劣る
平板瓦は、空気の層が少なくなるので瓦のメリットとして紹介した断熱性と遮音性は通常の和瓦と比べて劣ります。
■ 瓦 屋根をおすすめする方
メンテナンス費用を抑えたい人
瓦屋根は、イニシャルコスト(初期費用)が他の屋根に比べて高いです。
しかし、瓦屋根の耐久性は50~100年程あるので、瓦自体を心配する必要はないです。ただ、瓦を止める下地が20、30年過ぎると劣化していきます。定期的なメンテナンスを行えば、劣化している部分だけを補修すれば良いので手間もコストも少なくすみますのでおすすめです。
■ 瓦 屋根のまとめ
今回は、新築の屋根は何が良いのか?ということで瓦についてご紹介しました。色々な方が屋根の形状についても調べたりしているようですので新築屋根の素材として瓦を紹介してみたのですが、今後はガルバリウム鋼板など他の屋根についてもメリット・デメリットを紹介していけたらと思います。
ちなみに今回ご紹介した瓦には
・耐久性が高い
・断熱性と遮音性がある
・部分的な補修が可能
と様々なメリットがありました。
これから新築の注文住宅を考えておられる方は、和と洋風の魅力が詰まった瓦屋根を検討されるのはいかがでしょうか。
以上お読みいただきありがとうございました。
\SNSもやってます/
▼Instagram(インスタグラム)
https://www.instagram.com/seekhome_/
▼Facebook(フェイスブック)
https://www.facebook.com/seekhome
▼YouTube(ユーチューブ)
https://www.youtube.com/channel/UCjPoG-40TMYn9KrEI1WVXqA
また、合わせてお読みいただくと参考になるかと思います。
▲【リード率急上昇中】あなたにぴったりの屋根を見つけて!屋根の種類・メリット・デメリットをご紹介
▲シークホームの1週間のお仕事内容をまとめた現場レポートを随時更新中
▲シークホームで建てたスタイリッシュでスマートなお家を公開中
▲これから家をご検討中の方はこちら【コラムNo.1のリード率を更新中】