【コレで後悔しない】 土地 の形状・選び方・価格・購入の流れを徹底解説
みなさん、こんにちは。
滋賀県長浜市でお客様の笑顔を シーク(=探求)する工務店 『シークホーム』の山﨑です。
今回のテーマは「 土地 」です。皆さんは、家を建てる時に建てるための土地をお持ちですか?
土地がなければ家は建てられません。
なので今回は、そんな“ 土地 ”の種類・選ぶコツ・価格や相場・購入の流れについてご紹介していきます。 絶対後悔しないためにチェックしてあなたにあった土地を見つけてくださいね。
■ 土地 の種類について知ろう
まず、住宅をたてる時に気を付けたいのが住宅を建てる時にどんな土地があるのかということです。
土地の地目(土地の現状・使用目的などによってその種類を示す分類名)は23種類ありますが、住宅を建てることができるのはこの4種類になります。
❑宅地
❑山林
❑原野
❑雑種地
■ 宅地とは
地目が宅地になっている土地は、住宅を建てるのに利用する方法が最適とされています。
ただし地盤の強さや土地の形、道路に接しているなど、きちんと条件を満たしているか確認をするようにしましょう。
土地の面積=住宅の面積ではないので、土地の目一杯家を建てるなどできない場合があります。理想とする住宅の広さの土地を選ぶことが大切です。
土地探しをしているとさまざまな形状の土地を目にします。
土地形状でそれぞれの特徴があるので順にご説明します。
最初に土地の形状は、大きく2種類あります。
❑整形地と不整形地
整形地:形が整っており傾斜などもない土地のこと
名前の通り、形が整っている土地と整っていない土地に分けられますが、住宅設計の自由度が高いのは整形地です。
自由度が高いということは、理想の家を建てやすいということです。
反対に不整形地では土地の形状に合わせて住宅を設計しなければならないため、設計が難しくなりこんな家にしたいという自由度が下がってしまいます。
整形地・不整形地の理解は頂けたと思いますので、次に整形地・不整形地の土地の形状をさらに細かく分類して説明します。 まずは整形地についてご紹介します。
❑正方形の 土地
正方形の土地は、一番人気の土地です。
なぜなら、家の自由度が最も高いからです。
住宅の自由度が高いと家を建てる時に選択肢が増えます。 選択肢が増えるということはあなたの理想の暮らしを築ける可能性が大きくなるのです。
しかし、正方形の土地は人気が高く多くの方が狙う土地です。
土地の価格が高くてもでもすぐに売れてしまうのが正方形の土地でしょう。
確実に購入するためには、毎日多くの情報量を入手し、即決できる判断力や土地の価格にあう資金力が必要になりますので、不動産や弊社のような不動産も取り扱う工務店などと相談してこまめなやり取りをすることも大切なのではないでしょうか。
□正方形の 土地 のメリット
□家を建てる時の希望とデザインがマッチしやすい □住宅設計の自由度が高い
■正方形の 土地 のデメリット
■土地の価格が高い ■人気が高く売れやすい
❑長方形の 土地
次に長方形の土地は、正方形の土地ほど家づくりに高い自由度はないですが、スッキリとした印象の間取りがプラン出来ます。
また、固定資産税(※1)を算出する元となる固定資産税評価額は、土地の間口や奥行きなどによって変わるので、間口が狭い長方形の土地であれば、固定資産税が下がる可能性があります。
(※1)固定資産税:固定資産の所有者に課税される地方税
□長方形の 土地 のメリット
□スッキリとした間取りをプランできる □間口が狭いと固定資産税が下がる可能性あり
■長方形の 土地 のデメリット
■間口が狭いと駐車が不便
❑三角(角地)の 土地 ( 三角地 )
次に不整形地についてご説明します。
まずは、三角地とは、三角の形状をした土地で「角地(※2)」であることがほとんどです。
三角形の土地に合わせて建物を建築すると特殊な間取りになります。 だから、三角形の土地でも四角い建物を建てることが多いです。
しかし、三角地の角部分が上手に活用できず変な空間になることもあるので、工夫が必要です。
三角の土地の特徴として土地面積に対して余裕を持って建物を建てられるため、採光が取れる家が建てられます。
また、特殊な形状であるため、整形地より価格が安いことが多いです。
(※2)角地:2つ以上の道路に接する道路のこと
□三角(角地)の 土地 のメリット
□陽の光が入る家が建てられる □整形地に比べて価格が安い
■三角(角地)の 土地 のデメリット
■角の部分で変な空間になることもある ■間取りに工夫がいる
❑台形の 土地 ( 台形地 )
台形地とは、四角形の土地のことです。
土地に沿って家を建てることで、隣の住宅と目線が合わないなどの調整しやすいです。
きれいな台形なら三角地よりも住宅を建てやすいですが、形が悪ければ三角地と同じように変な空間になりやすいので注意が必要です。
□台形の 土地 のメリット
□隣の家の目が気にならない家が建てられる □形がきれいなら三角地よりも間取りの自由度が高い
■台形の 土地 のデメリット
■形が悪いと三角地同様に角に変な空間が生まれる
❑傾斜の 土地 ( 傾斜地 )
傾斜地とは、土地の中に傾斜がある土地のことです。
傾斜を上手に活用することで、眺めの良い家が建てられたり陽の光が入る家が建てられます。
しかし、傾斜の角度が急な場合や高低差が大きい場合などは、側面の土が崩れるのを防ぐために擁壁を設置したり地盤改良をするなど、別途費用がかかってしまうケースがあるため土地の価格だけ考えると安くてもその他の費用で金額がかかることがあるので注意してください。
□傾斜の 土地 のメリット
□眺めの良い家が建てられる □陽の光がよく入る家が建てられる
■傾斜の 土地 のデメリット
■擁壁などの別途費用が必要になる可能性がある
❑旗竿状の 土地( 旗竿地 )
旗竿地とは、竿に旗がついたような形状の土地です。
旗竿地は、道路に接する間口が最低幅2mと狭く、路地部分を進んだ先に広めの土地がありますが、道路からの距離があるから静かな環境で生活できるのが特徴です。
また、旗竿地は間口が狭いので土地の評価が低いです。
ただし、土地の評価が低い分周辺の相場よりも安い価格で購入できるというメリットもあります。
その他にも土地が他の建物で囲まれている場合があるから日当たり・風通しには注意が必要だったり、家を建てる際重機・トラックが入れないなど建築コストが高くなることがあります。
□旗竿状の 土地 のメリット
□静かな暮らしができる家が建てられる □土地の価格が安い
■旗竿状の 土地 のデメリット
■日当たりや風通しが悪くなる場合がある ■建築コストが高くなる場合がある
❑うなぎの寝床
土地のうなぎの寝床とは、間口が狭く、奥行きが深い形が特徴で長方形の土地よりも極端に長細い形状の土地のことを言います。
うなぎは狭く細い場所を好むためこのように呼ばれていて、京都や大阪など関西地方に多く見られる土地となります。
この土地は、価格が安く奥行きがあるため空間を広く設計しやすいのがメリットですが、陽の光や風の通り道には注意が必要な土地になります。
他にも部屋を複数つくるなど間取りを考える際生活動線に注意するなど家を建てるにあたって色々と工夫が必要な土地だと思います。
長浜市内では駅前の商店街の地域にそういった土地がありますよ。
■ 山林・原野・雑種地とは
山林・原野・雑種地を宅地として利用したいと考えている方は、山林・原野・雑種地の宅地は都心では見つけにくいです。
しかし、田舎に行けば山林・原野・雑種地を見つけることができる可能性が高いです。
広大な土地をイメージし大きな家を建て、ゆったりと暮らすなど夢が広がる人には注意点をひとつお伝えします。
それは、田舎でも300坪を超えるような広大な土地はなかなか見つけにくいです。
仮に、広大な土地を見つけられたとしても、雑草などのメンテナンスをしたり綺麗な状態を維持するためには重労働が必要になることを認知しておく必要があります。
以上が、家を建てる際の土地の形状です。
このように、土地にはさまざまな形状があるため、どのような土地を選べばいいかわからない方も多いでしょう。 次にどのように土地を選択すればいいのかをご紹介していきます。
■ 土地 の選び方を知ろう
❑理想の 土地 を考えるには
まず自分はどんな土地で暮らしたいのかをイメージしていくといいでしょう。
理想の土地を考えるならこの3つの項目を埋めるように考えるのがおすすめです。
❑ こだわり
購入したい土地について、こだわりの優先順位をつけておきましょう。
例えば:〇坪欲しい
角地がいい
同世代が多い
住宅街がよい
❑ エリア
次に通勤・通学の利便性、周辺環境などを考えて、土地を探す範囲を考えていきましょう。
例えば:会社から車で15分以内や子供の通学が徒歩5分以内など
❑ 相場
住みたいエリアの相場はだいたいどれくらいなのかを調べてください。
スーモ掲載の坪単価は滋賀県長浜市で20万円 / 坪が多いです。 ご自身が住みたい土地の相場を一度調べるのがおすすめです。
■ 理想の 土地 を探すには
理想の土地を考えたら実際にイメージした土地があるのかどうかを探していきます。
具体的に土地を探す方法は4種類あり、自分に合う方法を試してみてください。
❑ インターネットで探す
土地を探す際に、「長浜市 土地 購入」などで土地の売り情報を検索してみるとアットホーム・ホームズ・スーモなどの不動産サイトが表示されると思います。
インターネットで土地を探せばスマホを開けばすぐに土地を探すことができます。
空いた時間に土地情報を確認し、希望条件にあった土地情報があれば“お気に入り登録”で保存をすることも可能です。
しかし、情報の更新頻度によって売約済の土地も含まれる可能性があります。
正方形の土地や長方形の土地は先ほどご説明した通り理想の家を建てやすく人気があります。
希望に合った土地が売りに出たら、すぐにに問い合わせることが大切です。
目安として、1週間以内にはアクションを起こしましょう。
また、存在しない物件、存在するが取引対象にならないあるいは取引の意思がない物件で広告宣伝をするおとり物件や釣り物件と呼ばれる物件も含まれていることが多くあるため、物件の状況を確認するまで注意しましょう。
□メリット
□すぐに土地を探すことができる
■デメリット
■おとり物件・釣り物件など来客目的で販売しない土地も含まれている可能性がある
❑ 不動産会社に依頼して探す
不動産会社に直接土地探しを依頼して土地を探します。
不動産会社に直接依頼すれば売主や不動産会社の事情でインターネットやチラシなどで一般公開をされていない未公開物件についても詳しく話を聞くことができます。
また、条件のよい土地は、インターネットに情報がアップされる前に売り切れてしまうことが多いですが、事前に希望エリアの不動産会社に相談しておくと土地探しをスムーズにできます。
しかし、不動産会社に足を運んで話をするためには時間がかかります。
また、あまり信頼できない不動産会社の場合は、無駄な時間を使うことになります。
住みたいエリアに強い、土地探しに強い、地元に根付き、信頼できるかなどをポイントに自分に合った不動産会社を選びましょう。
□メリット
□未公開物件について知ることができる
□希望を伝えておけば不動産会社から希望の土地情報をもらえる
■デメリット
■会社に行くなど時間をかける ■無駄な時間を過ごす可能性がある
❑ 自分で探す
住みたいエリアがある方は、実際にそのエリアを訪れて売却中の土地を探してみるのもおすすめです。
「売却中」などの看板を探しながら歩けば、その土地の周囲の環境を確認することができます。
気になる土地が見つかれば看板や広告に記載されている不動産会社に確認してみましょう。
よい土地に出会えるかは運次第ですので効率的な方法ではありません。
そのほかの方法と並行して行うのがおすすめです。
□メリット
□周囲の環境が確認できる
■デメリット
■運次第もあるので効率的探し方ではない
❑ 工務店で探す
弊社のように工務店の中には土地探しをサポートしてくれる工務店も多くあります。
家づくりは土地探しとはできるだけ並行して行うことがベストです。
工務店に土地探しを依頼することで、間取りのプランニングや建築費用と土地費用のバランスを考えたり、工務店のスタッフが資金計画の提案を行ってくれます。
理想の土地に合わせた間取りのプランニングができ、ひとつの窓口で資金計画を行えばじっくり考え、スムーズに家づくりを進めることができます。
よい土地を探してくれた工務店でも、理想の家を建てることができない場合があります。
資金面、デザイン性など理由は様々ですが、どんな家を建ててくれるのかをしっかりと調べたりしてその工務店の特徴を理解したうえで土地探しを依頼するのがいいと思います。
□メリット
□土地に合わせた間取りのプランニングができる □土地と建築費を考えた資金計画ができる
■デメリット
■その工務店のデザイン・コストが合わない可能性がある
❑ 参考例で 土地探し を考えてみる
上記の3つの項目を順番に考えてみましょう
①こだわりを考える
❑50坪ほどの土地が欲しい。
❑角地が良い
②エリアを考える
❑駅から10~15分以内
と自分の中である程度候補をしぼります。 候補を絞ったら…
■ 予算と相場を理解する
“予算と相場”をしっかりと理解しましょう。
例えば自分では予算は4000万として土地を購入し、家を建てたい考えていたとしましょう。
しかし、住宅ローンで借入額を審査したところ3500万円しか借入ができなければ自分の理想の家を建てることはできないですよね。
また、仮に4000万の審査が通ったとしても土地の相場を知らず、土地に2000万程かけてしまった場合に残り2000万で高性能住宅を建てることは難しくなります。
だからこそ、工務店やハウスメーカーと相談したりして自分の予算と市場相場のバランスをしっかりと考えることが大切です。
■ 土地 選びのコツ
❑入居日の逆算
土地探しに対してネット上には「3年もかかってしまったなんて言う人がいます。」とか「検討から2ヶ月から3ヶ月以内には見つけるようにしましょう。」というコラムがあったりします。
早く見つけるのが良いという情報が溢れています。
これ本当に思いますか?
私は家を建てる際にじっくり時間をかけて選びました。 なぜなら、これから長く住み続ける為の土地にポンっと出会えなかったからです。
はっきり言うと目安を出すのは売り手側のエゴです。
期間を設けている理由をはっきりと答えられないならそれを基準にする必要はないと思います。
例えば4月の子供が小学生になるタイミングに家を建てたいと考えているなどの希望がある場合には建築期間や間取りの打ち合わせなどある程度期間を設けないといけません。
それに対して今から検討して3か月で土地は決めましょうという答えがあるならば、その期間中に土地を選ばないと希望の入居日に間に合わないということになります。
❑妥協するポイントをつくる
希望条件にあう完璧な土地を見つけることが理想ではありますが、そんな理想の土地は稀です。
「ひとつ前の土地がやっぱりよかった」など土地選びが泥沼化する可能性があるので、土地だけではなく家を建てることと合わせて100%になることを考えながら土地を探してみてください。
■妥協しない方が良いポイントはある?
毎日の通勤時間や、周囲の環境などずっと続くと考えると苦労になる場合があるので、そういった苦労や面倒だと思うものは妥協しない方が良いのではないでしょうか。
❑直感
理性だけではなく直感に従うことも効果的です。
私自身の話になりますが、私も案外「直感」を大事にしていて、私の中で直感は“一目惚れ”です。
結婚でも“一目惚れ”がありますが、一目惚れで驚くのは『離婚率の低さ』です。 このコラムによると一般的な離婚率40%に対して、一目惚れカップルの離婚率は10%以下だと言います。
土地も同じで直観を大切にすれば、長く愛着のある土地に出会えるはずです。
ほかにも2011年のイスラエル・テルアビブ大学の研究では、直感は90%正しい可能性があると公表しています。
これは被験者に目で数字を数えることができないスピードの数字をパソコン上で確認させ答えを直感で回答するという実験だですが、6回の試験で的中率は65%となり、24回試験を行うと90%の的中率となったようです。
私たちは経験がないうちは論理的に考えざるをえませんが、経験を通して学習していくうちに「勘のようなもの」が研ぎ澄まされていきます。
土地をなるべく見るようにしていくうちに悩むことも多くなるかと思いますが、それは同時に直感も研ぎ澄まされていくのだと思います。
❑後悔をしないか
ある程度候補も絞れてきたことや直感的にこの土地が良いと感じることがあるとします。
しかし、高い金額を支払い購入する家や土地…なかなかスッと決断をできないこともありますよね?
そんな時はその土地が他の誰かに購入されることを想像してみてください。 その土地を失うことに後悔があるならば、それはあなたがその土地を購入してもいいということではないでしょうか。
■ 土地 の価格を知ろう
❑滋賀県の高価格な 土地
滋賀県内で平米(㎡)単価が高い土地は気になりませんか?
2023年5月現在、国土交通省が行う地価公示による情報だと
①南草津:¥315,000/㎡
②大津市:¥246,000/㎡
③草津市:¥192,000/㎡
という結果になります。
❑滋賀県の低価格な 土地
①甲賀市:¥7,500/㎡
②多賀町:¥8,050/㎡
③甲良町:¥8,700/㎡
となっています。
ベッドタウンとしての位置付けがより顕著になりつつある滋賀県は、駅の近くや新幹線道路沿いなどに需要が集中する地域と過疎化が進む地域と過疎化が進む地域との二極化が一層進むと予想されています。
❑長浜市の 土地 の相場価格
❑滋賀県長浜市平方町
土地価格:1080万円
271㎡:4万円/㎡
82坪:13.2万円/坪
❑滋賀県長浜市南田附町
土地価格:1200万円
179㎡:6.7万円/㎡
51坪:23.5万円/坪
❑滋賀県長浜市小堀町
土地価格:2000万円
330㎡:6万円/㎡
100坪:20万円/坪
❑滋賀県長浜市相撲町
土地価格:1080万円
184㎡:5.8万円/㎡
55坪:19.6万円/坪
上記は2023年5月現在の長浜市内と呼ばれる箇所の㎡単価や坪単価になります。
平均して考えると平米(㎡)単価で考えるなら4~8万円、坪単価なら20~25万円で土地の購入ができるということになります。
❑坪単価で計算するなら
㎡×0.3=坪数
上記計算でおおよその坪数が計算できるので坪単価が知りたい場合は上記計算で算出してみてください。
■ 土地 の購入を知ろう
■ 土地を購入する流れ
土地の購入は大きく分けて3つに分類されます。
❑買付証明書の提出
❑土地売買契約
❑引渡し
気にいった土地を見つけたら、依頼する不動産会社や工務店のスタッフがサポートしてくれますが、手続きに必要な書類の用意や申請などが各工程にありご自身で準備しなければならないものもあるのでポイントを押さえておきましょう。
❑ 買付証明書の提出
まず、買付証明書とは、その土地を購入したいと思ったら、売主に対して購入の意思があることを伝える書類です。
一般的に買付証明書と言われることが多いですが、買付申込書や買受証明書、また購入申込書と呼ばれることもあります。
買付証明書の提出は、不動産会社や工務店などから渡される買付専用用紙に記入して提出することが一般的です。
この買付証明書では売買価格の交渉も記載できるので、少しでも安く購入したいと思う方は記入することをおすすめします。
基本的に買付証明書を提出した順番に優先的に交渉され売主条件に納得すれば契約に進むことできますが、値下げ交渉を記入することで、ほかの人から売り出し価格での買付証明書が提出されると優先順位が変わることもあるので注意が必要です。
その土地を見学する人がどれくらいいないかが分かれば、あまり人気がないから値下げ交渉できる可能性が高いなど予想がつけられるのでスタッフに確認することもおすすめです。
値下げ交渉は売り出し価格からかけ離れていると売主から契約してもらえない可能性も高いので工務店などとしっかり相談をすることが大切です。
■買付証明書の気になるポイント
買付証明書の提出で気になることがあるとすれば“キャンセルの可否”ではないでしょうか。
結論から伝えると、買付証明書のキャンセルは可能です。
買付証明書は、売買契約を交わすまでであればいつでもキャンセルできます。
売買締結までにさまざまな工程がありますがどの段階であっても売買契約前であればキャンセルできるので覚えておく方が良いです。
不動産会社によっては、買付証明書の提出と同時に申込証拠金を支払います。
私の体験談ですが、売買契約前にキャンセルを申し込んだ際に、申込証拠金をキャンセル料として支払ってください。と伝えてられました。また、キャンセルする時に「マナーやモラルの問題」のことを取り上げてこられます。
右も左も分からない買い手に土地がなくなるからすぐ買付証明書を提出しましょうと急がせ、冷静な判断をつかなくさせてからモラルの問題と伝えられるので、買い手側としては「損」する気持ちになります。
しかし、申込証拠金は特別な事情がない限り返金されるので安心です。理由は買付証明書が購入の意思を示せすことができるが法的な効力はないからです。
どうしても納得がいかないことがあるならキャンセルしてもいいでしょう。
ちなみに特別な事情は、売買契約が成立しない場合でも返金されないことを不動産会社が決めている場合や、申込証拠金という名ではあるが、別の性質を持つ金銭の支払いと見なされたりする場合です。
申込証拠金を支払う場合は、返金の確実性を高めるために預かり証や金銭受領書などを受け取るようにし、契約不成立の場合でも返金されるということを明記してもらうようにしておくのが良いと思います。
この章では、キャンセルの可否をお伝えしておりますがキャンセルできるからと安心はしないでいただきたいと思います。
売主や不動産会社によっては売買する為に特別な事務作業を行う必要があります。
その為、急なキャンセルには損害賠償を請求されることもあります。
この章を読んでいる方ならば、右も左も分からないということはないと思うのでそこには「マナーとモラル」が発生しているということをしっかりと理解してこの物件が本当にほしい物件なのかどうかを先ほどの章(土地選びのコツ)を参考に確認して買付証明書を提出してください。
■ 買付証明書と同時に
住宅ローンで購入を検討されている方は、住宅ローンの事前審査(※3)が必要になります。
なぜなら、土地契約の前に住宅ローンの事前審査が通っているかどうかがポイントになるからです。
住宅ローンは基本的に土地のみの購入では使えませんが、一部金融機関で行っている土地先行融資を使ったり、一般的にはつなぎ融資の手続きで行います。
どちらも建物のプランや概算見積もりが必要になることが多いので、不動産会社と話し合い建築会社の候補を絞っていくか、私どものような不動産も取扱うことができる工務店と話しを進めるとスムーズに事前審査を行えます。
(※3)事前審査とは:正式な住宅ローンの審査(申し込み)は土地の売買契約後に行うものの、銀行がいくらまでお金を貸してくれるか事前に確かめることです。事前審査で必要金額の借り入れに対して承認されると、後の本審査でも事前審査と同額で借りられます。もちろん条件が変われば事前審査の意味がなくなるので注意しましょう。
事前審査を行うと、契約をしないといけないのではないかと不安になるかもしれませんが、コストはかからずあなたの『夢の可能性』を実現するために今いくら借入ができるのか把握することはとても大切なことだと思います。
【住宅ローンの事前審査に必要なもの】
❑家のラフプランと概算見積もりなど物件関連資料
❑審査申込用紙の記入
❑本人確認書類(運転免許証など)
❑源泉徴収票(直近3期分)/個人事業主は確定申告書 など
❑ 土地売買契約をする
❑ 売買契約締結までの一般的な期間
売買契約締結までの一般的な期間 売買契約での大きなポイントは「買付証明書提出から契約までは1週間~10日」が一般的ということです。
判断に迷いがある場合は事前審査だけでも行い、買付証明書は事前審査の結果を見てから提出するなど柔軟に対応されることがおすすめです。
場合によっては売主側が融通を利かせてくれることもあるが、基本は10日前後と想定して、前述の通り住宅ローン事前審査など、必要な手続きを進めておきましょう。
また、売買契約時には、現金で土地の10%ほどの手付金と不動産会社や工務店を通して土地購入する方は仲介手数料の半額ほどを支払う必要があります。
❑ 重要事項説明と売買契約
契約前に重要事項説明があります。 これは宅地建物取引主任者が説明を行うもので、今まで紹介されたり、調べてきたりした情報の最終チェック、いわゆる認識合わせです。
万が一、認識が異なる場合や不明点があればきっちり確認し、説明してもらいましょう。 説明時に使われる重要事項説明書には、不動産や法律の専門用語が並ぶため、一度で理解するのは難しいこともあります。
重要事項説明は、売買契約の直前になることが一般的で時間をかけて内容の確認を行います。
あらかじめ書類のコピーを受け取り、契約内容の不備による契約解除時の手付金返還など契約内容の細かい部分まで読み込み、分からない部分があれば事前に担当者に確認をしておくことが大切です。
そして、重要事項の説明を受けた後、手付金、印紙代を支払い、売買契約書に署名捺印して売主との契約を締結します。
【重要事項説明会に必要なもの】
❑事前に内容をチェックしておく
❑印紙と印鑑
❑手付金 など
❑ 住宅ローンの本審査と金消契約
売主と売買契約を取り交わした後に住宅ローンの本審査(本申込)を行います。
本審査は事前審査と違い、自分たちが金融機関に行く必要があり、持参する書類も運転免許証や源泉徴収票、実印や印鑑証明書など金融機関によって多少異なります。
事前に必要な持ち物を担当スタッフと確認しておきましょう。
不動産会社や工務店の担当者は同席させていいただくことが多いので不安も軽減するかと思います。
この住宅ローンの本審査に通ると金消契約(金銭消費賃借契約)に進みます。
金融機関と住宅ローンの借主が、借入金額、返済年数、借入条件(金利・担保等)を取り決める契約をします。
金融機関によってはローン実行日の何日前までに契約しなければならないというルールが決められている場合もあるので、金融機関の担当者に確認しておくことがおすすめです。
■売買契約の気になるポイント
売買契約での気になることは買付証明書と同じく“キャンセルの可否”だと思います。
結論から伝えると、売買契約のキャンセルは可能です。
しかし、買付証明書とは違いキャンセル費用のようなものが発生します。
売買契約時に買主は手付金を支払いますが、買主都合の場合はその手付金を放棄することで契約がキャンセルすることが可能です。
また、住宅ローンが組めない場合には、ローン特約が契約内容に盛り込まれている場合不動産売買契約の締結後であってもキャンセル費用が発生しません。
❑ 引き渡しと残金決済
金消契約が終われば引き渡しに進みます。
残金決済では、ローン実行、売主に残金の支払い、登記申請、諸経費の精算などを同日に行います。
自分たちと売主(不動産会社など)、司法書士が銀行などの金融機関に集まって行います。
銀行での手続きになるので土日祝日ではなく平日の手続きとなるのが一般的です。 司法書士からの登記必要書類の説明などがあり、固定資産税などお金の話しを聞いた後、住宅ローンで借りたお金を売主の口座に残金分振り込むなどの手続きを行います。
また、司法書士に対応してもらう所有権移転の登記の為に報酬金額を支払います。 こうしてすべてが滞りなく終われば、土地が自分たちのものになります。
ちなみに土地売買契約から引き渡しまでは住宅ローンの申し込みや、引き渡しされる土地の条件により期間がことなりますが、通常1~2カ月くらいかかることを頭に入れておいてください。
■ 土地 徹底解説のまとめ
いかがでしょうか?
土地の形状を知り、家について具体性を持たせて、土地の選ぶ基準や欲しい土地の大体の金額を理解することはただ流されるだけの購入とは違い不安を緩和させてより自分のこだわりある家を建てることができるはずです。
高額な金額で購入する土地や家に対して妥協や後悔があるなんてすごくもったいないです。
土地に対してのある程度の知識やいい土地に出会うのに焦らないことや直感を大事にして、気持ちの上でもモッタイナクナイ家にしましょう。
以上お読みいただきありがとうございました。
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