知ってはじまる家づくり/実は 床 を変えるだけで掃除が楽になる
床 で掃除を楽にする
皆さん、おはようございます。
滋賀県長浜市の地域密着型工務店『シークホーム』の山﨑です。
突然ですが、掃除ってとても大変ですよね…。
床 を見ればほこりや髪の毛が落ちていて掃除機に雑巾がけ、クイックルワイパー、ワックスがけまでを定期的にしないとすぐに部屋が汚く見えてしまいます。さらには、醬油をこぼしてしまったとか子供がジュースをこぼしたなど食事中の汚れは手早く掃除しないとシミになってしまうのでとても大変ですよね。
今回は、掃除の手間を楽にしてくれる 床 材を紹介します。
■ 床 の掃除が楽=塩化ビニルの 床 材
今回は、 床 掃除の手間が楽になる 床 材としてフロアタイルとクッションフロアについてご紹介します。皆さんは、フロアタイルとクッションフロアを知っていますか?
フローリングや無垢材の床と違った機能を持つ床材になります。この建材(建築材料)は、デザインも豊富なのでメリットやデメリットを見てご自分に合っていると思われるならご検討されるのはいかがでしょうか。
では、早速フロアタイルについてご紹介していきたいと思います。
■ 床 材フロアタイル・クッションフロアとは
フロアタイル・クッションフロアともに塩化ビニルでできた床材です。同じ塩化ビニル素材でありますが、フロアタイルとクッションフロアはどのような違いがあるのでしょうか?
フロアタイルとクッションフロアの違いは、フロアタイルが硬く傷つきにくいですが、クッションフロアは柔らかくDIYにもおすすめできる建材です。また、施工方法でも違いがあります。フロアタイルは、正方形または長方形の形状のタイルでパズルを完成させるように並べて張っていくのに対し、クッションフロアは1枚のシートになっておりカーペットを敷くように張っていきます。
■ フロアタイル・クッションフロアのメリット
<フロアタイルのメリット>
□デザイン性がある
フロアタイルは、柔らかいクッションフロアに比べて凹凸の表現などが出来るのでとてもリアルなデザインが得られる床材です。また、石目調やストーンタイプでも表面に光沢のあるものやごつごつとした石の素材が丁寧に再現されたものがあります。
▼現場レポートでもフロアタイルをご紹介しておりますので気になる方はご覧ください。
□耐久性がある
フロアタイルは、デザインに加え耐久性もクッションフロアより優れていると言えます。理由は、硬い素材だからです。柔らかい素材のクッションフロアは、食事をするテーブルやイス、ピアノなど重いものを置けばくぼみができてしまいます。
また、硬い素材なので傷がつきにくく土足での使用も適しているので店舗の床などに導入されることも多いです。
□メンテナンスが楽
フロアタイルは、フローリングのように定期的なワックスがけの必要がないのでお手入れも比較的簡単です。また、正方形もしくは長方形のタイルなので汚れたり、傷がついたりした場合でもコストを抑えるために一部だけ交換するということもできます。
□耐水性がある
塩化ビニル素材でできたタイルなので耐水性に優れています。最初にさらっと書きましたが、醬油をこぼしてしまったとか、子供がジュースをこぼしたなど食事中の汚れは手早く掃除できます。
<クッションフロアのメリット>
□耐水性がある
こちらもフロアタイルと同じで塩化ビニル素材なので耐水性に優れています。トイレや脱衣場など重たいものを置かない空間に使うのがおすすめです。
□コストパフォーマンスが良い
クッションフロアは、フロアタイルに比べて初期費用がリーズナブルです。
□張替えがしやすい
クッションフロアは、1枚のシートになっていて柔らかいのでカットもしやすく張替がしやすいのが特徴です。自分でリノベーションする楽しみやコストを少し抑えられることからDIYでも人気の床材です。
■ フロアタイル・クッションフロアのデメリット
<フロアタイルのデメリット>
□コストが高め
フロアタイルは、クッションフロアに比べてイニシャルコスト(初期費用)が高めになります。しかし、クッションフロアと違い耐久性があり、部分交換で済ますことも可能なのでランニングコスト(維持費)で考えると意外にリーズナブルに思う場合もあります。
□防音性が低い
フロアタイルは、クッション性がないので防音や遮音目的での使用は不向きです。
□DIYに適さない
デザイン性があるからフロアタイルでクッションフロアのようにDIYしたいとお考えになる方もいるかもしれません。しかし、フロアタイルはクッションフロアよりも施工が難しくきれいな仕上がりにしにくい床材なので業者に依頼して施工するのをおすすめします。
<クッションフロアのデメリット>
□劣化が早い
クッションフロアは、専用ボンドなどを使って張りますが、接着剤が劣化してくるとクッションフロアがはがれて浮いてきます。浮いた隙間にゴミがたまったりするのでこまめなお手入れが必要になります。フローリングやフロアタイルに比べてクッションフロアのほうが経年劣化するスピードが早いです。
□デザイン性が劣る
クッションフロアのデザインは、フロアタイルに比べて重厚感や高級感がなく安っぽく見えてしまう場合があります。サンプルを確認するなどして自分の家のイメージとあるかを確認してから決めていくことが良いでしょう。
□湿気がこもりやすい
塩化ビニルは水をはじく素材ではありますが、通気性がないのも特徴です。接着剤がはがれた部分に湿気が入りカビが発生するなどリスクがあることも頭に入れておいていただくほうがいいと思います。対策としては、耐水性が高い接着剤を使用することやデコボコしないように平らにするなど下地処理をしてください。
■ フロアタイルをおすすめする方
□デザイン性があり、掃除しやすいものが良いと思う方におすすめする 床
フロアタイルは、メリットでもご紹介した通り木・石などがリアルに表現されており高級感があります。ダイニングスペースやキッチンスペースなど比較的重いものも置き、利用する頻度も高い間取りにデザイン性があり、掃除もしやすいフロアタイルを使用されるのはとてもおすすめです。
■ クッションフロアをおすすめする方
□運動することが好きな方におすすめする 床
クッションフロアで、運動するのが好きというワードは今までの説明に一切なかったので「え?」と思われる方もいらっしゃるかと思います。
なぜ運動するのが好きな方におすすめかというと「柔らかい素材」ということにあります。ヨガをするなど室内で運動される場合にフロアタイルなどよりクッションフロアのほうが体への負担が少ないでしょう。ヨガの場合だったらヨガマットがあるのでそれほどかもしれませんが…。笑
施工する場所は、リビングにすると高級感がなくなってしまうかもしれないので、例えば子供部屋をクッションフロアにするのはいかがですか?
幼稚園・保育園に通うお子様は飛んだり跳ねたりとやはり元気!そういった面でもクッションフロアはおすすめですし、子供が通園中はご自分の趣味の部屋として楽しめるそんな子供部屋を作るのもありなのではないでしょうか。
■ 掃除の手間が楽な 床 のまとめ
今回は、掃除の手間が楽になる床材についてご紹介しました。
・掃除の手間が楽になる=塩化ビニル素材の床材
・塩化ビニル素材の床材=フロアタイル・クッションフロア
でした。フロアタイルやクッションフロアは、耐水性に優れており、掃除の手間も少ない建材なので共働き夫婦の掃除の時短などにおすすめです。その他にも様々なメリット・デメリットがありフロアタイルは、デザイン性を求める方におすすめですし、クッションフロアは運動される方におすすめです。床にも色々種類があり機能面も変わってきますのであなたに合った床を探してみてください。
ちなみに耐水性だけで考えるなら、形状が正方形などで張り合わせると継目ができるフロアタイルよりも1枚のシートになっているクッションフロアが水に浸透しにくいのでいいと私は思います。脱衣場などはクッションフロアで検討されてみてはいかがですか。
以上お読みいただきありがとうございました。
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