省令準耐火 にあわせた天井施工/倉庫建設現場レポート-in Nagahama-
省令準耐火 にあわせた天井施工
倉庫建設現場レポート-in Nagahama-
皆さん、こんばんは。
滋賀県長浜市にある
シークホームの山﨑です。
省令準耐火 に合わせた
天井施工についてレポートします。
今回「天井」の作業を行いました。
建設中の建物は省令準耐火構造に準ずる
防火性能を持つ構造で建設し、住宅金融支援
機構が定める基準に適合する住宅として
施工をしています。
省令準耐火構造の建物の特徴は
3つあります。
1外部からの延焼防止
2各部屋の防火
3他の部屋に火が燃え広がらない
ようにする
なぜ省令準耐火構造の建物にするのか?
とお考えになられる方もいらっしゃるかと
思います。
省令準耐火構造の建物を建設する
メリットは下記のとおりです!
●火災の防火対策
火の燃え広がりを抑えることで
火災から身を守る時間をつくります。
●保険料が安くなる!
近年、台風や水害、雪害などの
自然災害が多くなってきています。
これらで発生した損害は保険で
カバーします。
しかし、自然災害の発生件数の
増加により保険料が高くなって
いたり、契約期間が10年から5年に
変更されたりと消費者にはデメリットが
増えたことも事実です。
そこで省令準耐火構造の建物に
することで保険料がぐっと
お得になるのです。
実際どれくらい安くなるのか?
延床面積31坪の新築住宅を
例えでお話すると
省令準耐火構造ではない建物の場合
約28万円(10年契約)
省令準耐火構造の建物の場合
約13万円(10年契約)
なんと46%ほどお得になります!
※土地・建物により値段の前後
ありますので参考程度にご覧ください。
しかし、デメリットもあります。
それは施工が単純ではないと
いうことです。
いろいろな決まりがある中で
天井施工を例えに施工方法を
ご紹介いたします。
【天井施工の作業内容】
1.野縁・吊り木などで石膏ボードを
張るための下地を準備する
2.2F天井裏に断熱材を敷き詰める
3.石膏ボードを張る
4.石膏ボードを二重張りする
今回は倉庫建設なのでクロスなどは
張らず石膏ボード仕上がりとなります。
1.上の階に床がある天井、上階に
床がない天井ともに9.5㎜の
石膏ボードを2枚張り合わせる
2.上の階に床がある天井は
12.5㎜の石膏ボードを活かし
ファイヤーストップ材として設置
3.上の階に床がない天井は
断熱材「高性能グラスウール
厚155」をファイヤーストップ
材として設置
4.釘(ビス)は石膏ボード1枚目
張るときは28㎜の長さを使い、
2枚目張るときは41㎜の長さを使用
5.上の階に床がない天井の釘を
留め付けする際に石膏ボード
1枚目は外周部・中間部ともに
250㎜間隔をあけ留め付けし、
2枚目は外周部・中間部ともに
150㎜間隔をあけて留め付けをする
6.2枚目を張る際に石膏ボードの
張る向きを変える