吹き付け断熱/新築注文住宅現場レポート-in Nagahama-
新築注文住宅から見る吹き付け断熱!知りたいメリット・デメリット4選
皆さん、こんばんは。
滋賀県長浜市-Nagahama-にある
シークホームの山﨑です。
本日は長浜市内新築注文住宅の
「 吹き付け断熱 」についてレポートします。
吹き付け断熱はあまり聞きなれない言葉だと
思いますので簡単な説明とメリット・
デメリットについてご紹介させていただきます。
●吹き付け断熱とは
吹き付け断熱は、ポリウレタン樹脂を主成分として、
発泡させたスポンジ状の断熱材です。
断熱材を壁にスプレーのように吹き付ける
ことで自己接着力により、窓や柱などが
細かい部分にも入り隙間なく埋める
ことができます。
※吹き付け断熱はメーカーによってさまざまな
種類があります。
-メリット-
1.高い気密性と断熱性
グラスウールなど繊維系の断熱材との大きな違いは、
壁面に隙間なく断熱材を施すことができるので
外気を通さず「夏は涼しく」・「冬は温かく」を
維持してくれます。
また、グラスウールなどは重みや地震などの
衝撃でずれることがありますが、吹き付け断熱は
自己接着力によりずれにくいので「気密性・断熱性を
維持」することができます。
2.壁内結露やヒートショックの抑制
壁内結露は、室内と室外の温度差によって壁の内側で
発生する結露のことです。
そして、壁内結露は「木材の腐食」「カビや
ダニの温床」などが発生する原因になりますが、吹付
断熱は壁内結露の抑制につながります。
また、室内外の温度差をなくすことで
「ヒートショック」も防ぐことが出来るのが
ポイントです。
3.防音効果がある
窓や柱などの細かい部分にも入り隙間なく埋める
ことで外部の騒音や内側からの生活音の漏れを
抑制します。
4.火災で燃えにくい
火災時に吹付断熱は高温になっても
液化せず、炭化します。
熱で溶けることはありませんし、
通常は石膏ボードの内側にあるため火災の際に一気に
燃え上がる危険はありません。
-デメリット-
1.費用が高い
グラスウールなど繊維系の断熱材に比べて
メリットもある分高額となります。
2.施工後の変更・追加が困難
吹き付け断熱は窓や柱などの隙間をなくすので、
後から「コンセントを増やしたい」などの
対応が難しいです。
壁などを傷つける可能性が高くなるため
耐久性の低下につながります。
3.シロアリ被害
弊社で新築注文住宅を建てる場合は、防蟻処理を
行うので比較的に稀なケースとなりますが
吹き付け断熱は「シロアリの好物」でもあるので
被害を受ける場合があります。
リフォームで吹付断熱をご検討の方は、謀議処理も
ご一緒にご検討されることをお勧めします。
4.処分費が高い
こちらは解体時のことですが、柱などに断熱材が
つくので家を解体する際の処分費用が高額になります。
-作業内容-
●室内の養生
吹き付け断熱は、スプレーのように散布して
いくため不必要な場所につかないようしっかりと
養生を行います。
●吹き付け断熱処理
養生後、吹き付け断熱を行います。
●吹付断熱処理後
吹き付け断熱を行うとポコポコと写真のように
広がります。
●吹き付け断熱材のカット
広がった部分は、柱などに沿って
カットしていきます。
●吹き付け断熱完了
-まとめ-
今回は現場レポートとともに吹き付け断熱について
ご紹介させていただきました。
吹き付け断熱は10年ほど前から木造住宅にも
流行り始めたものです。
私個人の意見としては、「快適な生活」を送るために
新築住宅だけでなく30年・40年以上前のお家の
リフォームにも効果を発揮すると思いますので
おすすめです。
新築注文住宅やリフォームのご相談は
こちらよりご連絡いただけます。
お気軽にお問い合わせください。
以上、お読みいただきありがとうございました。