VOl.07 断熱+室温調節でジメジメ梅雨を乗り切る

梅雨の時期は室内もジメジメしていやなもの。おまけに暑さまで感じると、さらに不快さが増しますよね。人が感じる暑さ・寒さ(体感湿度)に関する原因には「気温」、「湿度」の他に「風通し」と「輻射熱」があります。他の3つはともかく、「輻射熱」ってなに?という方が多いのではないでしょうか?輻射熱とは、空気ではなく壁や屋根などの物体そのものが電磁波の形で放っている熱のこと。例えば焚火のそばで顔が熱く感じられるのは、周りの空気が熱いからではなく、炎から出ている熱を直接感じられるからなのです。梅雨で室内がジメジメしていると感じた時、除湿機を動かしたり空調で室温を下げたりしても、まだ不快な暑さを感じることがあります。これは太陽光で暖められた壁そのものが、放っている輻射熱を感じているため、気温が下がっても体感湿度があまり下がっていない状態なのです。

 

ここで活躍するのが、断熱材。壁い十分な断熱が施されていれば、外壁が熱くなっていてもその熱は室内に伝わりません。もちろん、室内側から放出される輻射熱も抑えられ、快適に過ごせることになります。それでは、梅雨の不快感のもう一つの要素である「湿度」についてはどうでしょうか。空気には、温かいほうがより水蒸気を含みやすいという特性があるため、冬よりも夏のほうが室温が高くなります。一般には夏場は50%前後の室温が一番快適に過ごせると言われています。昔ながらの日本家屋では、調湿作用があるといわれる漆喰が使用されていることが多く、快適さを保つ工夫がなされていたようです。現在の一般的な住宅は高断熱・高気密化が進んでおり、これらの住宅では適切な換気で快適な湿度にすることが可能です。ジメジメ梅雨を乗り切り快適な住まいにするには、暑さ対策としての換気には大きな風量が必要で、そんな時には、窓から爽やかな風を室内に導く工夫が必要になります。